特許情報フェアの歩き方
さて、来週はいよいよ特許フェアですね。
特許フェア初心者の方のために、特許フェアの歩き方を案内します。面白いイベントですよ。
特許フェアとは
特許・情報フェア&コンファレンス(略称、特許フェア)は、年に1回科学技術館で開催される知財業界最大の展示会です。
特許の展示会と言っても何を展示するのかピンと来ないかもしれませんが、基本的には知財業務のシステム展示市といった感じです。
特許の検索システム・分析システム・管理システムがメインですね。
各社とも、特許フェアに合わせて新しいサービスや機能をリリースしてきます。
またシステムに限らず、ランドンIPのような特許調査会社や、パテントサロン・IP Forceのような知財メディア、海外の事務所、年金管理会社なども出典しています。
とりあえずぐるっと回るだけでも、最近の知財業界の動向がざっくり掴めるのではないでしょうか。
無料招待券はこちらからPDFで取得できます。記入して持っていきましょう。
会場マップ
全体のブースマップはこちら。
ざっくりの配置をご案内します。
入り口から入って、右と左の両方から入られるようになっています。私は大体右から反時計回りに回るので、その順で。
まず右から入ると、日立・JPDSのゾーン、NRIグループのゾーン、富士通・パナソニックゾーンと、システム系の大きな部屋が3つ続きます。いずれも検索システム・分析システム・管理システムの大手ですね。
私は、事務所用の管理システムをここで探してみたいのと、先日プレスリリースのあったNRIとFRONTEO(旧UBIC)とのAI調査の連携の話を聞いてみたいなあと思っています。
そこを抜けると、一言ではまとめらない、様々な企業が展示しています。
最初の部屋で大きいのはトムソンロイター。事業買収の影響も気になります。同じ部屋に、IRDやレクシスネクシス、テクノリサーチなども。レクシスネクシスでは、「IP business journal」というフリーペーパーが配布されているはずなので、貰っていってください。また、パテントサロンの大坪さんもいるので、挨拶していきましょう。
次の2つの部屋は外国系な感じでしょうか。私もあまり知らない所もありますが、WIPSやQUESTELなど。アナクア社も最近日本で頑張っているようなので、様子を見てみたいですね。NGBも大きく展示しています。また、プラスアルファ・コンサルティングの分析系の展示も、個人的には気になっています。
さらに抜けた次の部屋も、外国系多め。また、ここには、FRONTEO(旧UBIC)やパテント・リザルト、VALUENEXなどの調査分析システムも個人的には気になっています。
そして次の部屋は公的ゾーン。特許庁や発明推進協会、日本特許情報機構など。
最後の部屋は、調査会社ゾーン。ランドンIPやアズテック、プロパティなど。また大手年金管理会社のデンネマイヤーも出展しています。
最後に、ぐるっと回って行き忘れないようにしたいのが、真ん中ゾーン。
サイエンスインパクト(IP Force)やサンビジネスなどがあります。IP Forceブースには可愛いお姉さんがいるという噂が。
来場の注意点
最後に、特許フェアに行かれる際の注意点をいくつか。
・名刺はたくさん持っていきましょう。
説明してもらうために、多くの人から名刺交換を求められます。がっつり情報を収集するには、20枚以上は持っていったほうがいいです。
・荷物は軽くしていきましょう。
非常に多くの説明資料やノベルティが渡されます。紙袋は貰えますが、重くて手が疲れるので、最小限の荷物で行くことをお勧めします。
・厚着はしないほうが良いです。
会場内は熱気があり、結構暑いです。肌寒くなる季節ですが、コートなどは着てこないほうが良い感じ。
・入場証の名刺はしっかり見えるようにつけましょう。
説明してくれる方は、ぶら下げている名刺をしっかり確認してから話しかけてきます。一般の来場者はオレンジ、出展者は青など、色で区別をつけています。競合の出展者に間違って説明しないように、色と社名を見てから話しかけてくるので、色や名刺を隠していると、なかなか説明してくれません。
・デモや説明は積極的に受けましょう。
傍からパネルを見ているだけや、資料を貰うだけでは、フェアに来た意味がありません。話を聞いてシステムを触ってみると、得られる情報量も質も全く違うので、積極的に話を聞くことをお勧めします。
私は多分、初日の夕方か最終日の夕方に回っていると思います。見かけたら声をかけてくださいー。
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