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知財業界での教育 「僕を育ててくれた人たち」

   

久しぶりのドクガクさんの弁理士の日記念ブログ企画2024への参加です。

今年のテーマは「知財業界での教育」です。教育に関しては最近考えることも多く、事務所の教育体制も色々とやってきていますが、今回はそういうことではなく、
僕自身がこれまでどういう教育を受けてきたかを、思い出して、振り返りながら、お世話になった方々への感謝の気持ちをまとめたいと思います。

そうすると、改めて僕が教育をするときにも役に立つし、もしかしたらこれを読む皆様にとっても参考になるかなと思う次第です。

 

特許庁時代

当たり前ですが、特許庁は教育システムが非常に整っていました。新卒で、知財のことは完全初心者の人を、2~4年で一人前の審査官へ育て上げる仕組みができています。

OJTではマンツーマンの指導審査官がつき、OffJTとして法律・審査基準・実務などの研修システムがあります。

最初に僕についてくれたK指導審査官には非常にお世話になりました。審査実務はもちろんですが、社会人としての立居振る舞いなどを教わった記憶の方が強く残っています。
隣の席で、一日に何度も相談に乗ってくれて、メールの書き方などもよく指摘をしてくれました。注意はたくさん受けたけど、感情的に「怒られた」ことは一度もなかったです。社会人としての土台はKさんに作ってもらったと思っています。

2,3年目のNさんOさんの指導審査官には、自由にやらせてもらいながら、要所でちゃんと教育してくれました。
4年目のIさんは、そろそろ自分も一人前だろうと驕ってきている僕に対して、「出願人と審査官とのやりとりは、人間同士のやり取りなんだから、こういう書き方をしたら相手が怒るだろ?」と視点の違う教育をされて、とても勉強になりました。

 

そのときごとに、教育を受ける指導者がはっきり決まっている。教育担当も自分の業務としてその役割が与えられている。半年~1年ごとに教育担当が変わる。OJTメインだがOffJTをさせる仕組みもある。OffJTの教育システムは共通のものがしっかり作りこまれているが、OJTの方は結構人による。

という感じでした。

知財キャリアの最初に詰め込まれたものが「進歩性の判断」だったのは、個人的には良かったと思います。事務所教育でも、明細書からいくか、中間対応からいくか、もしくはヒアリング同席とかからいくかみたいな選択肢がありますが、進歩性の判断知見が全てのど真ん中かなと感じています。

業務外では、同期で判例の勉強会をしたり、予備校に通って弁理士試験を受けたり、英語の勉強をしたりしていました。

テニス部や同期の集まりなど、業務外同僚コミュニティも、仕事を楽しくやれた要因かなと思います。
先輩方みんなに感謝。

NRI時代

直属の上司のNさんのプレイングマネージャとしての動き方は、独立してから数年の僕のモデルケースでした。

教育というか、とにかく実案件と経験を与えてもらい、参考になる動き方を見せてもらいました。

先輩のHさんは、まさに頼りになり指針になるような先輩で、そういう人が身近にいて同じPJに入ってくれるというのがとにかく向上につながりました。

社長のTさんは業務で何かを一緒にすることは少なかったですが、尊敬できる社長で、同じく独立してからの一つの見本としていました。

他部署にも尊敬できる人がいて、先輩のTさんの謙虚で向上心が高いところは刺激を受けました。

 

NRI時代は、とにかく同僚がみな向上心を高く勉強をしていて、そういう文化がある組織というのは「いるだけで」成長できると思います。
全員なにかしらの勉強を業務外でやっていたので、「今は何の勉強してるの?」という会話が普通に成立する環境でした。

コンサルのスキルと知見は、その後のすべての業務に共通して使える戦闘力となっています。

 

業務外では、情報処理系の試験を受けたり、簿記と公認会計士の試験を受けたり、ブログでの情報発信をしたりしていました。

公認会計士受験時代は、おそらく一番ハードに仕事と勉強をしていて、5時に起きてカフェで2時間勉強してから出社して、昼休みは勉強して、18時ごろに退社して予備校行って、21時ごろに会社に戻って深夜まで残業して家帰って寝る前に少し勉強して、みたいな感じでした。
でもその時期に結婚式挙げて新婚旅行も行ったんだよな。どうやりくりしてたのか。。

Yahoo時代

入社のきっかけにもなったT先輩とは、とにかく長い時間を一緒に過ごさせてもらいました。

上司のIさんには教育の機会をたくさんもらいました。もしからしたらこれまでで一番だったかもしれない。

色んな人がいたので、喫煙所コミュニティも学びの機会となっていました。当時の喫煙者に感謝。

 

業務外では、ブログの対談シリーズをきっかけに数十名の偉大な先輩のキャリアを聞き、相談に乗ってもらいました。それが独立へのブーストになっています。
インプットからアウトプットに意識を切り替えていった時期でした。

弁理士会・知財協の委員会も参加しました。

 

独立してから

独立してからは当然、だれかに直接的な教育を受けるということではなく、案件と経験を学びの機会とさせてもらって、成長していっています。

関わってくれた多くの方がその意味で教育者ですが、ここでは割愛します。関わり続けてくれているみなさまに感謝。

 

ざっとこんな感じで、先輩方の指導を受けてそれなりに成長してきました。同じようなことを若い人たちへ還元していければと思っています。

 

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