今週の知財ニュース(エイベックスJASRAC離脱、Google Booksフェアユース、ウィスコンシン大学-Apple)
新しいWebページを2つ作成しようとしています。
一つは雑談系のブログ、もう一つは知財情報サイト・メディアです。
色々とやりたい事があるのですが、最近はちょっと忙しくて、なかなか進まない。ある程度できたらここからも紹介します。
さて、今週の知財ニュース。
米グーグル著作権訴訟:NY連邦高裁も書籍電子化認める
Google Booksがフェアユースに当たるという判決、ようやく出ました。
現在文化庁で議論されている権利制限規定の検討にも、好影響を与えそうかなと思います。
http://mainichi.jp/select/news/20151017k0000e040209000c.html
JASRACの著作権管理「独占」崩壊 エイベックスが委託解消へ
JRCとイーライセンスの統合から当然の流れですが、エイベックスがJASRACへの管理委託を解消。
競争の激化がどのような方向に働いていくのか、見ものです。
強いコンテンツを持つ一部の権利者にとってはいいけど、利用する側にとっては不便なものになりそうな予感。
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/151016/ece1510161544002-n1.htm
米大学が特許侵害でアップルに勝訴、280億円の賠償命令
大学の特許もここまでプロアクティブに動くと凄いですね。
1億3000万円かけた「&TOKYO」ロゴをPRも…パクリ指摘には「誰でもこんなロゴは書けますから」
「&TOKYO」もパクりだなんて言われていて、そろそろ突っ込む気力も出ないですが、いい加減落ち着いてほしいですね。
ただ、どうでもいいけど商標調査料はやっぱり高すぎるような気がします。どこに発注してどうお金が流れているのか気になります。
http://www.sankei.com/politics/news/151014/plt1510140003-n1.html
ウィキリークス、「TPP条文案」文書を公開
Wikileaksの文書は、ざっと見ておくのがよさそう。
著作権では、非親告罪化が一番騒がれていますが、違法ダウンロードの著作物の種類の拡大が本当であれば、ユーザー視点からはこれが一番影響が大きそう。あとは法定損害賠償も、規定次第ではかなり大きな影響が出そうです。
http://www.asahi.com/articles/ASHBB2TQRHBBUHBI00K.html
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