今月読んだ本(ビジネス、知財、小説)_201611
書籍代を全て経費にして、気にせずに買えるようになったことが、独立した一番のメリットかもしれないと感じる今日この頃。
ビジネス
要するに瞑想しなさいということで、もっと多面的な話も知りたかったですが、
せっかくなので、とりあえず試してみようとは思います。
まさに広く浅くという本ですが、
普段あまり興味を持たない分野の技術も入ってくるので、読んでおいて良かったです。
面白いです。
うーん、日本の人口の減少と、それが必ずしも日本経済の衰退にはならないというテーマ・切り口は面白いと思ったのですが、、
要するにイノベーションによる生産性が大事ということで、前半の人口問題の理論と後半の議論との繋がりが、私にはあまり無いように感じました。
民泊ビジネスというよりは、ホテルビジネスの本ですね。勉強になりますが。
スピーチの能力って、これまであまり重視していなかったのですが、最近LTに参加する機会がいくつかあり、自分と他の人とに明らかな差があると感じて、購入してみました。
なんというか、「伝えること」というのを言葉では分かっても体感レベルで分かってなかったのかなーと。勉強になりました。
この二人、好きなんです。
でも、時事問題の話題が多いのですが、古いものも掲載されているので、リアルタイムで購読しないと楽しみにくい。
あんまり好きじゃなかった。
統計学の勉強のための本ではなく、統計学の観点から少子高齢化、貧困、経済成長などのテーマの考察をする本。
とても勉強になりましたし、面白かった。
知財・法律
ご恵贈いただきました。構造物・メカ系の知財判例が集約されており、統計分析データもあります。
辞書としても使えますし、勉強会の教材としても向いていると思います。
ご恵贈いただきました。弁護士・公認会計士の先生二人で書かれた営業損害算定の本。様々な場面(もちろん知財訴訟も)における損害額の算定に役立つ知見が得られます。
物語形式で書かれているので、すいすいと読み進められます。
こういう分かりやすくて面白い本が書ける人って凄いなぁと思います。
小説
村上春樹さんのセレクションと翻訳。
作者は知らない人ばかりですが、なるほど村上さんが好きそうな感じ。
原作を読んでから映画をみると、ほぼ必ずガッカリする結果になります。これはきっと、私が個人的に小説の方を好む傾向にあるからだろうと思います。
じゃあ逆に映画を見てから小説を読んだらどうだろう、と思って小説を買ってみました。
これまでの経験上、映画と違う面白さに触れることもありますが、途中で読み飽きてしまうこともあります。
例えば「アヒルと鴨のコインロッカー」なんかは前者の良い例でしたが、本作の場合は典型的な後者でした。
パッと見面白そうだったのですが、個人的にはいまいち。
仮面病棟の続きに当たるような作品。
監禁された男女が実は全員ある事件の関係者で・・みたいなありがちな設定の中で、リアル脱出ゲームとの組み合わせは面白かったし、確かに衝撃の結末で、素晴らしいミステリーでした。
関連記事
-
-
大人になってから読むべき日本の純文学 ~お勧め小説10選~
試験が終わった気分転換に、お勧めの小説を10個ほど紹介していきます。 私は子供の …
-
-
IT分野の知財書籍 : ITを巡るプロパテント/アンチパテントの潮流
著者の小山田先生より、「ITを巡るプロパテント/アンチパテントの潮流」をご恵贈頂 …
-
-
完全版で揃えたい ~おすすめの名作漫画20選~
人生で大切なことは全部漫画から教わってきました。 よく漫画を読む大人が馬鹿にされ …
-
-
読みだすと止まらない ~おすすめの熱血少年・青年漫画~
前回に名作のお薦め漫画集を書いていたのですが、名作20選の中には入れにくいけど、 …
-
-
自分メディアとかセルフブランディングとか
先日の企業法務戦士さんとの対談の後に、ブログのあり方について色々と考えました。 …
-
-
知的財産イノベーション研究の展望: 明日を創造する知財学
日本知財学会から、「知的財産イノベーション研究の展望: 明日を創造する知財学」と …
-
-
今月読んだ本(ビジネス、知財、小説)
なんだか最近、集中して長時間本を読めなくなってきている気がします。ビジネス部分的 …
-
-
今月読んだ本(ビジネス、知財、小説)
今月は、商標のお勉強に時間を割きました。なかなか面白いです。ビジネス何かと話題の …
-
-
大人になってから読みたい海外純文学 ~お勧め小説名作10選~
前回の日本純文学に引き続き、今回は海外の純文学の小説をお勧めしていきます。 私は …
-
-
システム開発紛争ハンドブック―発注から運用までの実務対応 レビュー
著者の一人である伊藤雅浩先生より、「システム開発紛争ハンドブック―発注から運用ま …