今月読んだ本(ビジネス、知財、小説)
今月読んだ本。
GWがあったので、小説多めです。
商標実務でお勧めの本があったら教えてください。
ビジネス
サイバーエージェント藤田社長の体験記。
大きい方針や戦略は、何が正解か長いスパンでしか分からない。自信を持ってやり通すことが重要。
(1)は良い本でしたが、(2)は微妙。(3)は買わないと思う。
でも、前作の(1)はこれ系の本の中ではいい本でした。
凄い取材力です。
ただ、結局、人同士のいざこざの問題とすると、なんとも。
いい本でした。
コンサル時代に学んだのはパワポによる資料作成がほとんどで、Excelを綺麗に見せるコツはためになりました。
知財
大企業の知財戦略よりも、今は、ベンチャーの一点突破型の知財戦略のほうが面白いです。
BEPS・知財絡みの移転価格税制は情報収集、ウォッティングを続けていますが、仕事にするには難しそう。
小説
筒井康隆は、長編の方が好き。
これぞ長編SFという、魅力的な作品。面白い!
全然違うのですが、ガルシアマルケスの百年の孤独に近い、出鱈目さがありました。
めちゃくちゃ面白い。
走れメロス、山月記、藪の中、桜の森の満開の下、百物語という明治から昭和の文学作品を、森見さん得意の京都の大学生の設定で書き換える。文体や雰囲気も原作を活かしていて、非常によくできたパロディ作品。
解説の千野帽子さんが、「こんな夢を見た。」から書き始めているのも素晴らしいと思った。
森見さんの代表作だろうと思うのですが、今さら読了。
ほっこりします。
星新一という感じ。
短編集で、気軽に読めます。
老人サムが一人で街に行く場面は、老人と海を思いだしましたが、もっと暖か。
不条理三部作の一つ。カミュは異邦人がとても好きだったのですが、それ以外の作品はあまりピンと来ない。
東野圭吾は久しぶりに読みましたが、流石の面白さ。
子供向けの本ですが、大人でもまったりと味わえます。
壮絶な幼少期の事件によるリピドーからの解放。
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