公認会計士試験合格体験記 社会人が働きながら合格するために
2015/05/04
お世話になったLECさんに、合格体験記を提出しました。
(1万円もらえますw)
同じ内容をブログに掲載することは問題ないそうなので、
ここにも掲載しようと思います。
特に、社会人から会計の勉強をしようと考える方に、
参考になればと思います。
1.公認会計士を目指した理由と時期
私は公認会計士試験に合格する5年前に、やはりLECに通い、弁理士資格を取得しました。その時は佐藤卓也先生や納富先生にお世話になり、1年で合格することができました。現在は弁理士として知的財産に関するコンサルティング業務をしています。
知的財産という専門領域の中での業務ですが、企業へのコンサルティングをする以上、知的財産の専門知識だけで足りることはなく、企業の経営課題全般を俯瞰する能力が必要となります。そこでもう一つの専門領域を持ち、知見の幅を広げるべく、公認会計士の勉強を始めることとしました。社会人6年目、28歳のことです。
2.LECを選んだ理由
弁理士試験の勉強の時にもLECで成功を収めているため、予備校選びの際には自然とLECへ足が向きました。弁理士講座と同様に「講師陣が強い」「社会人向けという特徴があるとの期待からです。そして、それは期待通りでした。
まず、他の予備校と比較して驚いたのは、社会人が普通に働きながら勉強を続けることができるカリキュラムを用意しているのは、ほぼLECのみということでした。今後増えていくであろう社会人から公認会計士を目指す方にとって、仕事を辞めないという選択肢を選ぶなら、自然と予備校はLECに絞られることになります。
3.LECのカリキュラムの良かった点・活用方法
私はそれなりに忙しい業務を続けながらも、働きながら勉強をし、長引かずに合格に至ることができました。
モチベーション維持のために、特に入門時期は可能な限り通学形態を選びましたが、当然仕事で行けない日も多々あり、しかしそれはWebなどである程度フォロー可能です。
社会人にとって、働きながら継続することができるカリキュラムというのが、LECの最も良い点でしょう。
4.LECの教材(テキスト、問題集、レジュメ、模試など)の良かった点
教材は、他校と比較をしていないので、なんとも言えませんが。それでもLEC教材のみで合格することができたので、少なくとも及第点なのだと思います。
5.LECの講師に指導されて良かった点
講師陣に関しても不満は無いですね。松本先生の入門クラスで勉強を始めましたが、入門期においては、今後勉強を続ける基盤を作ってもらったことが大きかったと思います。
それは、基礎となる知識と、勉強を続けるくせと、勉強仲間です。
松本先生から教わった細かい解法などは、覚えていません。
6.LECのフォロー制度、7.LECの受講形態でよかった点
LECの受講形態でよかった点は、繰り返しになりますが、働きながら勉強を継続できることです。
それは、通学とWebとDVDを柔軟に選択できる点と、基本クラスが土日と平日夕方にスケジュールされている点の2つに集約されます。また最初は短答試験に絞って集中する考え方も社会人向きでしょう。
それでも社会人は当然、全ての講義に出席することはできません。働きながら勉強を続ける選択をした以上、これは避けようがないことです。そしてそういう場面で、Webフォローの充実と勉強仲間が助けになります。
8.今後の目標(就職先での職務についてなど)
今後は、弁理士と公認会計士のダブルライセンスを活かして、コンサルタントとしての業務の幅を広げ、また専門領域を深堀していく予定です。
9.これから始める方へメッセージ
特に社会人から公認会計士を目指す方へ。
仕事を諦めずとも、努力を継続し、効率的に学習できる能力があれば、合格は可能です。私は2011年2月から入門クラスに入り勉強を始めました。同年12月短答合格目標でしたが、夏に上級クラスが始まり、そこでベテラン受験生との力の差を強く感じました。模試の問題も理不尽に難しく、仕事が忙しくなってきたこともあり、一時合格を諦めて勉強から離れました。その年の12月は短答試験を受けることもせず、翌年3月末まではまったく勉強をしませんでした。その時はもう、合格できる気がしなかったです。
しかし年度が明け、2012年4月に長期休暇(と言っても1週間ちょっとですが)でリフレッシュして、気合を入れなおして勉強に復帰することにしました。2012年の12月短答は落ちましたが、翌2013年5月短答に合格し、同年8月の論文試験になんとか合格しました。
勉強を始めるに当たって、今の環境で合格までたどり着けるのか不安なことは多いと思います。ですが盲目的に仕事を諦めることなく、しかしダラダラと勉強をすることもなく、ぜひ冷静に考えてベストな勉強と仕事のバランスを決めてください。(もちろん専念することも勇気です)
また勉強を続ける過程で、諦めたくなることもきっとあると思います。そのときは、足をとめてゆっくり考えて、気合を入れて頑張ってください。
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具体的な勉強法などは、またの機会に書いていこうかと思います。
弁理士試験についても追って。
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