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大きい数字を読むコツ ~3桁区切りは日本語に馴染まない~

      2014/12/22

さて、いきなり問題です。

「100,000,000円」
下から一、十、百と数えずに、この数字が読めますか?

・・答えは1億円です。


こちらはどうでしょう?
「10,000千円」

・・答えは1千万円です。


決算書や事業計画、または簿記や公認会計士の勉強で、このような3桁区切りの大きい数字が出てきますが、慣れていないとなかなか読めませんよね。

大きい数字の数え方について、ちょっとしたコツを教えます。

 

3桁区切りは欧米文化の由来

桁の大きな数字を記載する時には、3桁ごとにカンマで区切るのがマナーとなっています。
この3桁区切りは、元々欧米の言語文化から来ています。

つまり、英語では、
1(one)、10(ten)、100(handred)、1000(thousand)の後は、1000ごと、つまり3桁ごとに単位が用意されています。

1,000=thousand
1,000,000=million
1,000,000,000=billion
1,000,000,000,000=trillion

したがって、3桁ごとに数字が区切られていると、大きい数字を読み上げるのが非常に楽になります。


3,000は、3と1,000(thousand)だから「three thousand」
30,000,000は、30と1,000,000(million)だから、「thirty million」
300,000,000,000は、300と1,000,000,000(billion)だから、「three handred billion」

数えやすいでしょ?


掛け算でも、
1,000(thousand)×1,000(thousand)=1,000,000(million)
1,000(thousand)×1,000,000(million)=1,000,000,000(billion)
と分かりすい。

このように3桁ごとの区切りで読み上げるのは、10進法の中でもさらに1,000進法(千進法)となります。
欧米の数字言語に合わせて、読みやすいように3桁ごとにカンマを振るんですね。

 

日本語は本来4桁区切り

ところが、3桁ごとに区切られた数字を日本語で読もうとすると、なんだか非常に難しい。

10,000,000=1千万
1,000,000,000=10億円

なぜならば、日本語は元々4桁ごとに区切られる1万進法を取っているからです。

一、十、百、千のあとは、4桁ごとに単位が用意されています。


仮に4桁ごとに数字を区切ると、
1,0000=1万
1,0000,0000=1億
1,0000,0000,0000=1兆

どうです?分かりやすくないですか?

 

掛け算も、
1万(1,0000)×1万(1,0000)=1億(1,0000,0000)で、
1万(1,0000)×1億(1,0000)=1兆(1,0000,0000,0000)

例えば、
3,0000,0000は、3と1億(1,0000,0000)だから3億
3000,0000,0000は、3000と1億(1,0000,0000)だから3千億
30,0000,0000,0000は、30と1兆(1,0000,0000,0000)だから30兆円

なんと読みやすい!
日本人は、4桁ごとに数字を区切ればいいのだ。

数字

現実は、3桁の数え方に慣れるしかない

しかし、残念ながら現実は残酷で、数字が4桁区切りで表示されることはありません。
本来日本語には不適なはずである3桁区切りに慣れるしかない。


では、どのようにすれば大きい数字がすらすら読めて、理解できるのでしょうか。

コツは、英語の単位に慣れることです!
元々3桁区切り自体が、英語言語の文化であり、英語に最適化された区切り方なので、これに慣れるには英語の単位に慣れるしかない。


つまり、
thousand=1,000=千(1000)
million=1,000,000=100万
billion=1,000,000,000=10億
trillion=1,000,000,000,000=1兆

という区切りを、まずは覚えて、見に染み付かせるのです。
桁が一つずつ減って、1000⇒100⇒10⇒1になると捉えれば覚えやすいかも。

これが身につけば、あとはちょっとした計算で大きい数字を読むことができます。

3,000,000は、3と100万で300万
30,000,000,000は、30と10億で300億
300,000,000,000,000は、300と1兆で300兆


桁が大きい場合は、単位を(千)とか(百万)とかにする場合もありますが、これも慣れれば同じ。

千×千=100万
千×100万=10億円は、上の応用ですぐに分かりますよね?

1,000(千円)は、1と100万(千×千)で100万円
10,000(百万円)は、10と10億(千×100万)で100億円
といった具合です。

ちなみに、100(千円)は、分かりやすく発言するなら10万円ですが、自分で理解するときはそのまま「百千円」と読んでしまいます。
とにかく、千、百万、10億が、ある意味での単位だと理解すると、3桁区切りの大きい数字も感覚的に扱いやすくなります。


いかがでしょう?
最初は慣れないかもしれませんが、下から一、十、百と数えるくせをなくしていけば、段々と身についていくと思います。

 - 公認会計士

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