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RPXによるパテントトロール保険

      2014/11/13

 パテントトロール

RPXとは

RPXは以前にも紹介しましたが、最大規模のパテントトロール対策企業の一つです。

メインの事業は、一言でいうと防衛的特許集約(ディフェンシブパテントアグリゲーション)。
会員からの会費(年会費60,000ドルから660万ドル)を原資に、危ない特許を買い集めるということをします。
パテントトロールに買われると危険な特許を予め購入しておくことで、会員企業を特許訴訟から守ることが目的です。

また、購入した特許は、会員企業にライセンスを与えた上で外部に売却したり、必要に応じて会員企業に売却することもしています。
2011年に株式公開しており、会員企業も保有特許も拡大しているよう。

RPX

 

パテントトロール保険

そんなRPXですが、2014年の4月からパテントトロール保険のようなものを始めていました。

そしてつい先日、スタートアップ・中小企業向けのパテントトロール保険サービスをリリースしました。

対象となるのは、年間の売上が2,000万ドル未満の企業。
年間7,500~10,000ドルの保険料で利用できます。約100万円なので、毎年特許を2件ぐらい出し続ける程度の予算感でしょうか。

そして、パテントトロールに訴訟を起こされた場合などには、100万~1,000万ドルまで法的費用の負担金を受け取ることができます。

The RPX NPE patent litigation insurance premiums start at $7,500* for $1 million of coverage, which is issued by an A-rated Lloyd’s of London underwriting syndicate. The policies cap exposure for policy-holding companies and ensure uninterrupted operations.
Additional features and benefits of this new insurance include:
Protection for small companies from the fear of unbounded risk and significant reduction in the disruptive effect on small companies of patent suits
Expert claims management reduces burden of selecting counsel and managing cases
Premiums typically start from $7,500 – $10,000*
Per claim retentions of $25K and co-pays as low as 10%
Access to RPX experts in patent risk, and dedicated claims management team

米国ではパテントトロールの拡大が進んでいて、2013年には特許訴訟の60%がNPEによるものです。

大企業は特許権の蓄積もあり、訴訟に対しても十分対応できる能力がありますが、
スタートアップ企業には、特許権の蓄積がなく、訴訟対応のノウハウも専門人員もないため、パテントロールに狙われると泣きを見るしかありません。
そして、パテントトロールは故意にそのような中小・スタートアップ企業を狙うこともするようです(明確なソース無し)。

業種によっては、このような保険サービスを活用するのも、有効な選択肢となりそうです。

 - 特許

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