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社会人が働きながら勉強するコツ・方法

      2014/12/14

これまで、弁理士試験や公認会計士試験の対策などについて、それぞれバラバラと書いてきましたが、よく聞かれるので、ちょっと総論として、働きながら勉強するコツのようなものをまとめておこうと思います。

【過去記事】
社会人が働きながら公認会計士試験に合格するための勉強法(基本編)
公認会計士試験勉強 スケジュール管理表
弁理士試験合格体験記 1年合格に向けて、ゼミの活用

 

大学生まで、あるいは大学に入るまでは皆それなりに勉強するのですが、大人になってから勉強を継続するかどうかで、その人の能力なり魅力なりは大きく差がつくと思います。
もちろん、勉強には色んなタイプがありますが、それがどんなものであれ、大人になっても継続すべき。

とは言え、働きながらだと、なかなか時間が作れなかったり、モチベーションが続かなかったりと、様々な障害があります。


私なりの勉強のコツを挙げていきます。何かしら参考になれば。
ちょっと偏った考え方もあるかもしれませんが、こんなやり方で東大・国Ⅰ・弁理士・会計士と合格してきたので、それなりに信憑性はあるはず。

まずは基本的なところから。

勉強

目標を決める(資格とか)

まずは何かしら目標を決めると、やる気が上がります。

英語を勉強しよう、よりは、
TOIECで○○点を目指す!とか、1年後の海外旅行で喋れるようになる!とか。

ITの知識を身につけよう、よりは、
IT系の○○資格を取る!とか、○○言語で~なソフトを自作する!とか。

会計の知識を身につけよう、よりは、
簿記2級を取る!とか。

具体的な期日と目標が定まれば、それに向けたスケジュールも立ちますしね。

目標の助けとして、資格試験はお勧めです。

資格なんて取ったって何の役に立つんだ?という意見もありそうですが、
資格を取ることは目的ではなく、知識を体系的にインプットする手段です。

なお、目標を立てる上で、自分の将来像やビジョンを考えることがもちろん前提ですが、そのような自己啓発的なことはまた別のサイトで。ここでは具体的なノウハウを書いていきます。

 

勉強する仕組みを作る

目標を決めた後に重要になるのは、勉強をする仕組みを作ること。

時間や場所を決めて習慣づけしたり、スクールに通ったり、モチベートする仕掛けを作ったり。

何かしらの仕組みを作っておかないと、よほど意志の強い人じゃない限り続きません。

仕組みづくりのコツとしては、、


勉強仲間を作る

これ、最重要です。
勉強を続けるには、勉強を楽しくするのが一番簡単。

でも、勉強自体はなかなか楽しくならないので、勉強に付随するものを楽しくして、勉強する時間や場を楽しむしかない。
そのためにベストなのは、勉強仲間を作ることです。

毎週決まった時間で、一緒に勉強しましょうと。
同じ勉強内容が出来て、チェックし合ったり出来るのがベストですが、多少内容が違っても、勉強の場を共有するだけで、長続きするものです。

同じ職場に勉強仲間が出来たらなおいいですね。

 

短い時間で集中する

短い時間しか確保できないからこそ集中が必要なのですが。

人間が集中して勉強できる時間は、30分~1時間くらいだと思います。よほど調子よくて90分。

そういう意味では、1日8時間ぶっ続けで勉強するよりも、60分の勉強時間が1日に2つ3つ確保できるほうが、濃い勉強をすることができます。


お風呂に入る前に30分勉強するぞ!とか、
ネット見る前に30分勉強するぞ!とか、
細切れで構わないので、短く集中できる時間を作るのが良いです。

社会人だとなかなかまとまった時間は取れないものですが、逆に30分×3くらいの時間が確保できれば十分だと思ってしまいましょう。


勉強する時間と場所を決める

例えば、平日の月水木は早起きして喫茶店で1時間勉強するとか。

夜は安定して時間を作るのが難しいので、本気でやるなら朝がいいですね。近くの喫茶店をめぐって、お気に入りのカフェを見つけるのも楽しい勉強の動機付けになります。

落ち着いて勉強できるおススメカフェ@六本木


無理をしない

無理をしないこと。これは勉強を継続するためにとても重要です。

勉強


後は細かい勉強のノウハウを書いていきます。この辺からは社会人関係なく、学生時代の勉強にも共通します。

インプットとアウトプットを分ける

知識を入れるインプットと、問題が解けるようにするアウトプットは、意識して分けるといいです。

配分は、人それぞれ。
私はインプットの時間多めが好き。
アウトプットのほうが理解が深まりますが、すぐ疲れます。

 

暗記事項と理解事項を分ける

インプットの中でも、暗記事項と理解事項は意識して分けるといいです。
できるだけ暗記に頼らず、理解してインプットしたほうがいい。

寝る前や疲れているときは暗記事項、元気なときは理解事項かアウトプットをするように分けるといいですね。

 

楽な勉強としんどい勉強を分ける

楽な科目としんどい科目があります。
あるいは、やりたい勉強とやりたくない勉強。

明確に分けてしまいましょう。で、楽で、今やりたい勉強からやったほうが手が進みます。
やりたくない勉強は、後回しにしておくと、後でやりたくなったりするし、必要だったらルールを決めて細切れでやるのが良いです。

 

講義に集中して、その場で理解する

講義や授業があるのであれば、その時間は話を聞くのに集中して、出来る限りその場で理解して終わらせてしまいましょう。

最悪なのは、講義中にノートを取るのに集中して、後で復習すること。復習の時間がもったいない。
メモを取るのは、必要最低限の、市販のテキストなどに書いていないことだけで十分。市販のテキストや講師が配ってくれるレジュメは十分に優秀なものです。
私はこれまでノートを作ったことはほとんどありません。

また、予習をやりすぎるのも講義の時間が暇になるのでもったいない。ついて行けるのであれば、講義の時間だけに集中して、それだけで終わらせてしまうのがいいですね。

 

ノートや自作レジュメは不要、情報は一元化

上述のように、ノートは基本的には取る必要がないと考えています。書く時間がもったいないから。
必要な情報だけ、テキストなどにメモりましょう。

自作レジュメも、作る時間がもったいないです。でも情報は何かに一元化するのが良いので、テキストや条文集などの書き込むのは良いこと。マーカーをベタベタ引くのは嫌いです。

※この辺は、個人の好み!

 

スケジュールはざっくりと、でも引く

勉強スケジュールを1日単位で細かく引くのは良くない。
その日の都合や調子もあるので、ある程度融通を効かせて進めるべき。

でも、全体のスケジュール作成は必須です。
スタートからゴールまでのラインをざっくり引いて、今どの場所にいるのか、今はどこまで出来るようになっているべきで、この後は何をする必要があるのか、確認して見える化するのは重要です。

タスクも、最低限の範囲で洗い出しておくほうが良いです。

 

答えは見ていい

勉強のタイプによりますが、問題を解いていて答えが分からないときは、すぐに答えを見るほうが効率的。
むしろ、自分で手を動かして問題を解いていくよりも、問題を見て解き方をざっと考えた後にすぐ答えを見るほうが、時間がもったいなくなくて良いと考えています。

もちろん、これだけだとアウトプット力がつかないので、自分でしっかり考える機会は模試とかで用意すべきですが。

 

得意科目を伸ばす

勉強を続ける上では、得意な領域を作ったほうが精神衛生的に良いです。

苦手科目を作らないという戦略は、短期的な試験に合格するためのもの。例えば2ヵ月後の試験でなんとか合格したいという時は、足きり科目を作らないように、万遍なくそこそこ点が取れる戦略が合致します。
逆に1年単位で勉強するときは、得意科目を作ったほうが楽しく勉強が続きます。

 

基本に忠実に

勉強の仕方にウルトラCはありません。

予備校に行っているなら、そのカリキュラム通りに、
テキストを買っているならその項目どおりに進めるのが、多分、最適です。ちゃんと考えて作られてるんだから。

また、難しいことをやるより、基本的な所から進めたほうがやりやすい。

 

睡眠時間は人それぞれ

よく聞かれますが、必要な睡眠時間は人それぞれです。
3時間で足りる人もいれば、8時間必要な人もいる。

無理に削るのは逆効果なので、必要十分な睡眠時間は確保することをお勧めします。私は7時間を切ると頭の活動が鈍ります。

 

勉強方法は人それぞれ

最後に、一番重要なことですが、最適な勉強方法は人それぞれです。

ここまで色々と書いておいて、なんだそりゃという感じですが、本当にその通り。
上述の勉強のコツは、私がこれまで構築したもの。自分にだけベストフィットする考え方です。

ノートを取るのが大好きだーという人もいれば、とにかく書きまくらないと覚えられないという人もいる。それらの勉強方法を否定するつもりは全くありません。

上に挙げた、私なりのコツ・ポイントを参考に、みなさんに合う勉強法を皆さんで考えてください!

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 - 公認会計士, 弁理士

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