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お金で買えるもの・買えないもの

      2015/01/23

2chにこんな有名なコピペがあります。

「お金より大切なものなんて無い。誰か反論してみろ。」

「お金より大切なものが無いなら、だれもお金を使うことができなくなる。はい、論破。」


ここから分かる、非常に単純ですが重要なことは、お金は使うためにあるということ。

逆に言うと、お金の価値は、それを「使える」というところにあります。なぜお金が大事かと言うと、それを色んなものに使うことができるから。

お金を使えるということ

「使える」というのは、食べ物なり、洋服なり、それぞれに価値のあるものがあって、その価値が定量的に評価されて、金銭という単位になおされ、その価値に見合った金銭を対価として払うことで、それらの物を享受できるということ。

これって、当たり前ですが、非常に便利な事です。

そして、お金が「使える」のは、もちろん物に限らず、役務・サービスにも及びます。子守をしてもらうこと、タクシーに乗せてもらうこと。これらはサービスを買うことで、時間を買っているとも言えますし、グリーン席に乗る事、スイートルームに泊まる事は、快適さを買っているとも言えます。

このお金が使えるもの、つまり買うことができるものが、今日非常に広がりつつある。

 

極端なことを言うと、
全てのモノ・あるいはコトには、なんらか価値があります。
それがお金で買えないのは、一つは価値評価の問題、もう一つは流動性・あるいは換価性の問題があるでしょう。

例えば、ちょっと列の前のほうに入れてもらいたい、良い席と変わってもらいたい、可愛い子と付き合いたい。
あるいは、自分のことじゃなくても、鯨を食べないでもらいたい、麻薬中毒の人に赤ちゃんを産まないでもらいたい、武器を作らないでもらいたい。

この2つの問題さえクリアできれば、ほとんどすべてのモノ・コトをお金で買うことができる。

お金で買えないもの・買うべきでないもの

しかし、果たしてそれで良いのかと、倫理性や道徳性の問題からそれに疑問を呈し、市場主義の限界を問題提起しているのが、今回紹介する本です。

 それをお金で買うことが出来るのか・出来ないのか。

出来るとして、お金で買うべきものなのか・買わないべきなのか。
こんな切り口で物事を眺めると、私たちがそれの何に価値を見出しているのか、倫理的道徳的に嫌悪を抱く原因はどこになるのか、というものが見えてきます。


個人的には、お金で買えるものが広がっていくのは、その倫理性はともかくとして、特に違和感を感じないというか、別にいいんじゃないかと思ってしまいます。

売り手と買い手が双方に納得する取引で、他に迷惑を被る人もなく(心理的に嫌というのを除いてね)、法にも触れないのであれば、買うものが行列に割り込む権利であれ、安全であれ、子供を生まないことであれ、自由にすればいいし、
仮に倫理的な問題があるとしても、それは市場主義の限界というのとは少し違うのかなーと。

皆さんはいかがでしょうか?

 - 書評

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