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無料の特許検索サービス 特許電子図書館(IPDL)⇒特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)

      2015/04/19

JPlatpat

国が提供する無料の特許検索サービスとして、「特許情報プラットフォーム」が平成27年3月23日から開始されることが発表されました。

特許情報について、高度化、多様化するユーザーニーズに応えるべく、「特許電子図書館」を刷新し、新たな特許情報提供サービス「特許情報プラットフォーム(英語名:Japan Platform for Patent Information、略称:J-PlatPat)」を平成27年3月23日より提供することといたします。
特許情報プラットフォームは、その略称J-Plat(ぷらっと)Pat(ぱっと)にも現れているように、ユーザーの方が「ぷらっと」寄って、情報を「ぱっと」見つけられるユーザーフレンドリーなサービスを提供します。特許情報プラットフォームは、検索サービスの機能の充実化、ユーザーインターフェースの刷新、外部サービスとの連携、「色彩」や「音」等の新しいタイプの商標への対応、及び、特許公報等の情報の一括ダウンロードサービス(民間情報提供サービス事業者向け)の開始等を行うことにより、意匠及び商標を含む特許情報を提供する新たな情報基盤としての役割を担うものです。将来的には、より幅広く充実したサービスを提供すべく、情報提供の迅速化、パテントファミリー情報の参照、諸外国特許庁サービスとの連携等の可能性も視野に入れて、更なる検討を進めていきます。

 

元々、IPDLを刷新する新しい特許検索サービスは、「特許庁業務・システム最適化計画」の中で「特許庁新検索システム」として予定されていましたが、色々とあって先延ばしになっていました。
ようやくリリースの目処が立ったのですね。

 

特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)の機能

開発中の画面などを見る限り、結構いい感じの機能が揃っているようです。

特徴的な機能(推測)をまとめると、

  • 初級者向けの簡易検索と、中級者以上の論理式検索を用意
  • 要約・請求項や公報全文など範囲指定できるキーワード検索
  • Fタームを含めた特許分類検索
  • J-GLOBAL(文献)と特許の横断検索可能
  • PAJ(日本特許の英語翻訳)で検索可能
  • パテントファミリー情報連携
  • 経過情報や審判情報も検索可能
  • 意匠・商標(色彩や音も)対応
  • 外国特許庁サービスと連携
  • 欧米特許の和文抄録検索可能
  • 英語インタフェース有り
  • 中国・韓国特許の日本語検索可能

有償の特許検索サービスとかなり肉薄しているように思います。
PAJや審判情報の検索、英語インタフェースなどを考えると上回っている点もありそう。

後は、高度な検索機能(近傍演算など)がどこまで付いているかと、
閲覧画面のインタフェース、
ダウンロード機能や、
公報の固定リンクがあるか、などが気になります。

 

有償DBの優位性

これだけ無償DBの機能が充実すると、有償DBは単に検索機能だけで差別化を図ることは難しくなりそう。

民業圧迫の面もありそうですが、有償DBならではの優位性が直ちになくなることにはならないと思います。

それは例えば、
・共有・コミュニケーション機能
・統計・分析機能
といったポイント。

特に企業の中で導入するには、単に特許検索が出来るだけではなく、検索結果から気になった特許にメモや社内分類を付して、関係者に絞って共有したり、検索からダイレクトに分析をして社内に発信したりということが必要になります。

単なる検索ツールではなく、
社内インフラ、分析ツールとして捉えることが重要になりそうです。


J-PlatPatがそんな機能まで搭載してきたら、、それは凄いことですね。

まずはリリースが楽しみです。
企業に勤めていない知財関係者は、費用の問題でIPDLを使っていることが多く、機能差が激しいため情報のデバイドを感じることが多かったのですが、これでそのような問題も解消され、裾野が広がれば良いと思います。

合わせてリリースされた「中韓文献翻訳・検索システム」はこちらから。

J-PlatPatを使ってみた感想はこちらから。

 - 特許

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