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知財融資 特許権による資金調達

      2014/08/21

知財融資、特許権などの知的財産権を担保とした資金調達が、にわかに盛り上がっているように感じます。

 

気になったニュースをいくつかピックアップしておきます。




・千葉銀行、2014年5月に知財活用融資を開始、
特許の経済的な価値を反映させた三菱総合研究所の「企業特許レポート」を使って、融資先の企業を分析する。
6月に第一号として、三立機械工業に1,000万円の貸し出し。



・特許庁、地銀の融資多様化支援-知財ビジネス評価書など作成費を全額負担



・特許庁、地銀・信金と中小企業支援モデルを研究



・知財を活用した中小企業向け融資について
特許庁 中小企業・地域知財支援研究会



・金融機関等から見た企業の知的財産を 活用した資金調達に関する調査研究報告書 2013年2月



・2014年4月8日、シンガポールで知財担保融資のスキームが成立
CHANNEL NEWSASIAシンガポール特許庁は、企業の知的財産権を担保とした100万シンガポールドルの銀行借入スキームを構築した。知的財産権の評価はAmerican Appraisal、Consor Intellectual Asset Management、Deloitteを始めとして、認定された者が行う。当該スキームによる融資は、今年の第2四半期末から第3四半期初頭にかけて受け付けて2016年4月まで利用可能とし、その後はスキーム拡張のための見直しが行われる予定。





しかし、知財融資は新しいようで古い話題。
 
日本でのそもそもの始まりは、1995年に日本政策投資銀行が知的財産担保投資を導入したのが最初のはずです。

 

その後、少しずつ実績を積み上げながらも、参入する企業が移り変わり、知財融資や知財信託はだんだん盛り下がっていって、なんとなく失敗に終わった、というのが当時から関わっていた人の心証ではないかと思います。



色々とニュースは盛り上がっていますが、
知財融資の根本的な困難性には変わりありません。

 

それは、評価の難しさと、換価性の難しさ。
テクニカルな評価のスキームや、流動性のスキームは出来ても、本当にそれが知財をキーにして上手くいっているのか、判断が難しいところです。



国がサポートしながら、銀行が仕組みを作って、企業がそれに乗っかる。
ただ間に入っている重要なプレイヤーは、調査・評価・コンサル企業。
実はこういう企業がスキームを考えて各所を先導(煽動)しているのかな、と想像しています。

 

今後の動きが楽しみ。


 - 知財会計

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